韓国では、手で握ったり押したりして感触を楽しむ「말랑이(マルランイ)」や「스퀴시(スクイシ)」と呼ばれる触感玩具が、子どもだけでなく大人の間でも人気があります。
ストレス解消などを目的に、ぷにぷに・もちもちした感触を楽しむ人も多いようです。
そんな触感玩具について、韓国の国家技術標準院(국가기술표준원/国標院)が安全性を調査したところ、一部の商品から基準値を超える有害物質が検出されました。
しかも今回の調査では、「14歳以上使用」と表示された、KC認証を受けていない商品で、子ども向け商品よりも不適合率が高かったことが分かりました。
76個の触感玩具を調査
今回調査されたのは、韓国で販売されている「マルランイ」や「スクイシー」など、合計76製品です。
内訳は、
・KC認証を受けた子ども向け製品:37個
・「14歳以上使用」と表示された成人向け製品:39個
となっています。
調査の結果、76製品のうち9製品から、安全基準を超える有害物質が検出されました。
子ども向けの37製品では2製品が基準に適合せず、リコール(回収など)の対象となりました。
対象となったのは、
・ピンクフット「ピンクフット スライム」
・リトルアイ「ハニースライム」
の2製品です。

これらの商品からは、使用が禁止されている防腐剤などの有害物質が検出されたため、回収などの措置が取られました。
さらに、韓国国内の多くの販売店と連携している「危害商品販売遮断システム」に登録され、販売を止める対応も行われています。
「14歳以上用」のほうが不適合率が高かった
今回、特に気になるのが「14歳以上使用」と表示された商品です。
この39製品について、子ども向け玩具の安全基準を適用して調査したところ、7製品から基準値を超える有害物質が検出されました。
検出されたものには、プラスチックなどを柔らかくするために使用される「フタル酸系可塑剤」や「ホウ素」、さらに使用が禁止されている防腐剤などが含まれていました。
39製品中7製品なので、不適合率は約17.9%。
一方、子ども向け製品は37製品中2製品で、約5.4%でした。
つまり今回の調査では、「14歳以上」と表示された製品の不適合率は、子ども向け製品のおよそ3倍という結果になっています。
ただし、これは「大人向けのおもちゃはすべて危険」という意味ではありません。
今回調査された製品の中で、基準に適合しなかった割合が高かったという結果です。
なぜ「14歳以上」と表示されているの?
韓国では、子ども向け製品にはKC認証が必要ですが、「14歳以上使用」と表示された商品は、子ども向け製品とは異なる扱いになります。
そのため、今回調査された39製品の中には、KC認証を受けていないものもありました。
国標院は、こうした「14歳以上使用」の商品が子ども向け商品と一緒に販売されることを防ぐため、販売店やオンラインショップのチェックも行っています。
特に学校が始まる時期に合わせ、8月24日からは小学校周辺の文房具店などを重点的に調査。
オンライン市場についても、「14歳以上使用」と表示された商品を子ども向け玩具のカテゴリーで販売しないよう、監視を行っているようです。
韓国で買うときは「KCマーク」をチェック
今回の調査を受け、国標院は、触感玩具について安全基準をさらに見直す方針を示しています。
特に、商品の材料や表面から発生するにおいの原因となる化学物質などについて、安全基準を強化する予定です。
国標院は消費者に対して、子ども向けの商品を購入するときには、KCマークが付いているか必ず確認してほしいと呼びかけています。

こちらがKCマークです。
こちらの記事にも有害物質について載っていますので、ぜひあわせてご覧ください。
韓国旅行中に文房具店や雑貨店などで、ぷにぷにした可愛い「マルランイ」や「スクイシー」を見つけると、つい買いたくなることもありますよね。
特に子どもへのお土産として購入する場合は、「かわいい」「触ってみたい」だけで選ばず、対象年齢やKCマークもしっかり確認したほうが安心です。
また、「14歳以上」と書かれている商品を子どもに与えることは避けたほうがよいでしょう。
今回の調査は、あくまで韓国で販売されていた76製品を対象としたものです。
そのため、すべてのマルランイやスクイシーに有害物質が含まれているということではありません。
とはいえ、子どもから大人まで人気の触感玩具だからこそ、購入するときには見た目や感触だけでなく、安全表示もしっかり確認することが大切ですね。
おわりに
今回は韓国のスクイーズの危険性や今問題になっている有害物質について書かせていただきました。
小さいお子さんだけではなく、大人も気をつけなければいけませんね。
最後で読んでいただきありがとうございました。
次回も日韓の疑問について答えていきますのでお楽しみに!




